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位牌を供養処分する際の、お布施金額の相場とお布施袋の書き方・渡し方

先祖代々の位牌の面倒を見られなくなったり、継承できなくなったりする人がだんだんと増えてきました。両親が亡くなったりお寺と疎遠になったりなどが主な理由です。

このように位牌を引き続き供養できなくなった場合、寺院などに永代供養に出すか、お焚き上げなどの処分をするかの、大きく2通りの選択肢があります。

この内、永代供養に出さない場合、多くの宗派では、お坊さんに魂・お性根抜きの閉眼(へいがん)供養をお願いした上でお焚き上げなどの処分をします。

【継承できなくなった位牌などの供養例↓】

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この際、お坊さんにお渡しするお布施の金額相場がわからない、またはお布施袋をどう書いてどう渡せばいいかわからない人が多いのも現実です。

今回は「位牌を供養処分する際の、お布施金額の相場とお布施袋の書き方・渡し方」について解説します。

位牌とは何か?

一般に、位牌は仏壇の中に祀(まつ)ってあります。故人やご先祖様の名前や戒名などが書かれた縦長の板状または、掛け軸状のものを指します。

板状の位牌には大きく分けて、白木の位牌、黒塗りの本位牌、お札が数枚入った箱型の繰り出し位牌などがあります。

【位牌のいろいろな種類↓】

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位牌は、「家の継承と継続への思い」を表現したもので、先祖の霊魂を祀る(まつる)ものです。

位牌を作った際には、お坊さんにより魂・お性根入れの儀式である「開眼供養(かいげんくよう)」を行うのが一般的です。(浄土真宗では入仏供養)

したがって、位牌には「故人や先祖の魂・霊が宿っている」として、供養を継続して行うことにより、感謝の気持ちを故人や先祖に伝え、敬う対象物となっています。

位牌処分の際の供養の仕方

このように「故人や先祖の魂・霊が宿っている」位牌の面倒を見られなくなって手放す際には、魂・お性根を抜く閉眼(へいがん)供養を行います。(浄土真宗では遷座(せんざ)供養)

【閉眼供養の例↓】

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この供養はお坊さんに依頼します。依頼方法には大きく以下の3通りがあります。

1:檀家(だんか)の場合、直接その檀那(だんな)寺に依頼
2:インターネットのお坊さん紹介・手配サイトで探す
3:位牌ご供養の専門業者に依頼する

いずれの方法で依頼しても、お坊さんに直接家に来ていただいた際には、供養後にお布施をお渡しします。

閉眼供養にかかる時間は、宗派にもよりますが概ね20分前後です。この間に、お布施をお渡しする準備やお茶の用意をしておきます。

お布施金額の相場

位牌の魂・お性根抜き供養のお布施金額ですが、宗派や寺院によっては「数十万円という法外な金額を要求された」という話も少なからず聞きます。

しかし、魂・お性根抜き供養のお布施金額の一般的な常識相場は、1~5万円程度です。多くても10万円までです。通常は3万円プラスお車代5千円で合計3万5千円程度が相場です。

多くのインターネットのお坊さん紹介・手配サイトなどでも、3.5~4.5万円程度が平均相場となっています。(お車料、お膳料、心付け等全て込み)

ただ、あなたがもし檀家さんの場合で、寺院と普段からのお付き合いなど事情がある場合は、直接お坊さんに聞くのが良いでしょう。

お坊さんに尋ねる場合は、「いくらですか?」よりも「他の方はどれくらいされていますか?」と聞くほうが、お坊さんも答えやすいです。

なぜなら、あくまでもお布施の本来の意味は、労働報酬ではなく寺院への寄付行為です。供養してもらった対価料金ではなく、感謝を表した気持ちであり、本当はいくらでも良いというのがお布施の原則です。

【お布施は本来寄付行為↓】

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お布施袋の選び方

位牌の魂・お性根抜き供養でお渡しするお布施を入れるお布施袋はどのようなものを使用すればよいのでしょうか?

お葬式などの弔事でお渡しするお布施の場合は金額も大きいですし、比較的見栄えの良い弔事用のお布施袋に包む必要があります。

【葬儀などで使用する弔事用のお布施袋の例↓】

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ただ、位牌の魂・お性根抜きなどの閉眼供養は弔事ではなく、法要用のお布施袋を用います。また、あまり見栄えにこだわる必要もありません。

白封筒に「御布施」と自筆で書いたものや、コンビニなどで売っている「御布施」と予め印刷されたお布施袋で問題ありません。

【法要用のお布施袋↓】

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【白封筒に「御布施」と自筆で書いてもオッケー↓】

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【コンビニで買った御布施と印刷された袋の例↓】

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表書き・裏書きの仕方

お布施袋の表には、上段に「御布施」下段に「名前(名字)」を書きます。葬式など弔事のお香典などは薄墨で書きますが、弔事ではない閉眼供養のお布施は普通の濃墨の筆で書いて問題ありません。

【濃墨(左)と薄墨(右)の筆ペン例↓】

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また筆ペンの苦手な方用に筆サインペンなるものもあります。

【筆サインペンの例↓】

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【お布施袋の表書きの例↓】

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袋の裏には、金額だけを書いても良いですし、あなたの住所氏名などの連絡先を書いておいても良いでしょう。なお、金額は漢数字で書き、「金〇〇圓也(円也)」と表記します。

漢数字の表記の仕方

使用する漢数字:壱、弐、参、四、伍、六、七、八、九、拾、百、阡、萬
単位:圓(円)

記入例は以下のようになります:

5,000円 ⇒金伍阡圓也
10,000円 ⇒金壱萬圓也
30,000円 ⇒金参萬圓也
35,000円 ⇒金参萬伍阡圓也
50,000円 ⇒金伍萬圓也、または金五萬圓也
100,000円⇒金壱拾萬圓也

【お布施袋の裏書きの例(金額のみ記入した例)↓】

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【お布施袋の裏書きの例(住所・氏名・金額をすべて記入した例)↓】

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実際に使用する魂・お性根抜きのお布施袋は、あまり見栄えや作法ににこだわる必要はないでしょう。

お金(紙幣)の入れ方

お布施袋にお金(紙幣)を入れる向きですが、下記写真のように、お布施袋を正面に表向けた状態で紙幣を表向きに入れます。

また、紙幣はできれば新札を入れるようにします。葬式の香典など急な弔事では、予め新札を準備できないという建前からあえて古いお札を入れますが、魂・お性根抜きの閉眼供養は弔事ではなく、予定されていた行事なので新札を入れます。

【お布施袋に入れる紙幣の向き↓】

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お布施の渡し方

お布施袋をそのままお坊さんに手渡しするのはマナー違反です。正式な渡し方にこだわればキリがありませんが、最低限の礼儀として、お布施は「切手盆」という小さな長方形のお盆に載せて渡します。

【切手盆の例↓】

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【切手盆にお布施を載せた例↓】

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この切手盆を「袱紗(ふくさ)」と呼ばれる風呂敷状の布で包んで渡せばなお良いです。ただ、閉眼供養などではあまり神経質にならなくても良いでしょう。

お坊さんの読経・供養が終われば、切手盆に載せたお布施を渡します。「御布施」という文字をお坊さんが読める向きにして差し出します。お礼を述べながら、手渡しではなく畳の上に切手盆を置きます。

【お布施を渡している例↓】

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【お坊さんが文字を読める向きで渡す↓】

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この時、お茶や和菓子などを同時に添えればよいでしょう。お坊さんがお布施を収め終われば、切手盆を回収します。

まとめ

以上、「位牌を供養処分する際の、お布施金額の相場とお布施袋の書き方・渡し方」について解説しました。

最低限のマナーさえ心得ておけばあまり難しく考える必要はありません。大切なのは、先祖代々の位牌の供養をしていただいたことに対する感謝の気持ちを込めて、お坊さんにお布施をお渡しすることです。

同時に「ご先祖様や故人に対する感謝の気持ち」を忘れずに位牌の閉眼供養を済ませましょう。

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