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東京都港区内で仏壇処分をする3つの方法と、供養の仕方、費用の相場

はじめに

東京都港区は区部中央部に位置する特別区、人口26万人、放送局などのマスコミやIT企業などの本社、外資系企業の日本支社などが多数立地しており、日本経済の中心の一端を担っています。麻布や白金台、高輪いった多くの高級住宅街を擁し外国人居住者が人口の約1割居ます。港区のような都心でも仏壇整理をする人が年々増えてきています。このように、面倒を見ることのできなくなった仏壇や位牌などの整理処分をすることをまとめて「供養じまい」と呼びます。

主な理由として、ご先祖から受け継いだ大きな仏壇を小さな仏壇に買い替えたり、両親が亡くなったり老人ホームに入居したりなどで、仏壇を引き継いで面倒を見ることができなくなる、といったことが挙げられます。

【大きな仏壇で継承できない例↓】

仏壇供養・処分の方法

ただ、多くの人は、どうやって仏壇や位牌の供養じまいをすればいいのか、はじめてのことでよくわかりません。

実際には、仏壇や位牌の処分方法は、一般的に以下のような手順になります。

①まず供養して
②その後、廃棄処分する

具体的に、港区内で仏壇処分をする場合は、大きく以下の3つの方法があります。

1、お坊さんによる供養後、仏壇の廃棄処分を港区に依頼
2、供養対象物を供養専門業者に送付後、仏壇の廃棄処分を港区に依頼
3、供養から廃棄処分まで一式を仏壇整理処分の専門業者に依頼

表にまとめると以下のようになります。

供養の依頼先は? 処分の依頼先は?
方法1 お坊さん・寺院 港区
方法2 ご供養専門業者 港区
方法3 仏壇処分業者 仏壇処分業者

以下では、「港区内で仏壇処分をする3つの方法と、供養の仕方、費用・料金の相場」を解説します。

仏壇処分をする一般的な手順

手順1:魂・お性根抜きなどの供養をする

仏壇処分の前には、魂・お性根抜きなどの供養を行なうことが一般的です。

なぜなら、仏教の多くの宗派では、初めて仏壇を家に入れる際、魂入れ(たましいいれ)やお性根入れ(おしょうねいれ)の供養儀式を行なっているからです。

魂・お性根を入れる対象物は、原則、

・ご本尊様(仏像や掛け軸)
・位牌
・遺影写真
・過去帳

などになります。

【供養対象になる仏像・位牌・遺影・過去帳の例↓】
ご供養対象物1

【掛け軸3枚セットの例↓】
ご本尊(仏像・掛け軸)の例2

このように最初に魂・お性根を入れるので、面倒を見られなくなって仏壇や位牌の整理処分をする場合には、その前に魂を抜くという供養儀式が行われるのです。

これらの儀式は一般には、「魂抜き・お性根抜き」や「閉眼供養(へいがんくよう)」と呼ばれることが多いです。

また、浄土真宗では魂という概念はありませんが、仏壇処分の前には同じように「遷座(せんざ)供養」などと呼ばれる儀式を行います。

これら供養の対象は、魂・お性根入れと同じく、「ご本尊仏像・掛け軸・位牌・遺影写真・過去帳」となります。

手順2:仏壇本体や位牌などを廃棄処分する

仏壇本体の処分の仕方

こうして、仏壇内の「ご本尊様(仏像・掛け軸)・位牌・遺影写真・過去帳」などから魂・お性根を抜くことで、仏壇本体はタダの入れ物・箱になります。

したがって、宗教信心的に気にならなければ、法律上は一般の家具などと同じようにゴミとして廃棄処分しても問題ありません。この場合、港区の粗大ごみ収集制度を利用します。

また、ゴミとして自分で廃棄することに信心的に抵抗のある人や自分で廃棄することができない人は、仏壇整理処分の専門業者や、片付け業者などに依頼したりして、廃棄処分します。

片付け業者などの場合は、通常「お坊さんによる魂抜きの供養は終わっています」と言って、供養証明書などを提示すれば引き取ってくれる場合が多いです。

仏壇の中身の処分の仕方

ところで、仏壇本体を廃棄する際、仏壇の中にある仏具や位牌などはどうすればいいのでしょうか?

魂を抜いたからといって、先祖代々の位牌や遺影写真などを、そのままポイッとゴミで捨ててしまうことに抵抗を覚える人が多いのが現実です。

そこで、仏像・掛け軸・位牌・遺影写真・過去帳などは、宗教的な観点から「お焚き上げ」をするのがベターです。

【過去帳お焚き上げの例↓】
過去帳お焚き上げ供養の例2

魂・お性根を抜いた後、自宅の庭などで焼却できる環境にある人は、自分でお焚き上げ(焼却)しても良いでしょう。

また、近くの寺院にお焚き上げを依頼する方法もあります。さらに、供養じまい専門業者に依頼して送付すれば、魂・お性根抜き供養からお焚き上げまで一式やってもらえます。

全国送付対応の供養じまい業者はコチラ⇒https://reset-soul.com/ihai/

なお、一般的な仏具(花立て、線香立て等)については、ゴミとして処分しても差し支えありません。金属製のものなど、リサイクル可能な仏具はリサイクルゴミとして出しましょう。

【一般的な仏具の例↓】
仏具の例1

では実際に、港区内で仏壇処分をする場合の「具体的な3つの方法とかかる費用」について以下で説明します。「供養方法」と「処分方法」の組み合わせにより主に3通りあります。

方法1:お坊さんに供養をしてもらった後、仏壇本体を自分で廃棄処分する方法

1-1:お坊さんに供養をしてもらう

1つ目の方法です。まず、お坊さんに家まで来てもらい、直接仏壇の前でお経をあげていただきます。あなたが檀家の場合はその檀那寺(だんなでら)のお坊さんに依頼します。

檀那寺(だんなでら)とは、檀家としてお布施や寄付などで運営を支えているお寺のことです。また、檀家でない場合はインターネットの僧侶手配サイトなどで探して依頼します。

【お坊さんに来ていただく供養の例↓】

お坊さんに来ていただくのは一番安心できる方法ですが、供養の準備やその対応がわずらわしいという人もいます。また檀家の場合は、お布施をいくら渡したらいいか悩みます。

一般に、こうした供養でお坊さんにお渡しするお布施金額の相場は、1~5万円程度です。別途、お車料などが必要な場合もあります。また、ネットの僧侶手配サービスなどでは、全て込みで3.5~4.5万円程度が相場です。

なお、供養後にお坊さんは仏壇を持ち帰ってくれないのが一般的です。そのため、方法1では、供養後の仏壇本体の廃棄処分は、以下の港区の粗大ごみ収集制度を利用して自分で行います。

1-2:仏壇本体を自分で廃棄する

供養が済んだ後の仏壇本体を、港区の粗大ごみ収集制度を利用して廃棄処分します。港区の場合、粗大ごみの取扱品目として箱物家具の中に仏壇が明記されています、処理手数料は大きさにより1点につき

・高さと幅の合計が135cm以下 400円(A券200円2枚)
・高さと幅の合計が180cm以下 800円(A券200円1枚, B券300円2枚)
・高さと幅の合計が270cm以下 1200円(B券300円4枚)
・高さと幅の合計が360cm未満 2000円(A券200円1枚, B券300円6枚)
・高さと幅の合計が360cm以上 2800円(A券200円2枚, B券300円8枚)

仏壇の高さが60~70cm程度までなら2辺合計が120cm程度の場合が多いので、処理手数料は400円です。

仏壇の高さが140~150cm程度までなら2辺合計が220cm程度の場合が多いので、処理手数料は1200円です。

なお、粗大ごみ回収を希望する場合は、下記窓口への事前申し込みが必要です。

港区の粗大ごみ受付センター連絡先
☎:03-5296-7000
受付曜日:月曜日から土曜日曜日
受付時間:午前8時から午後7時まで
休み:日曜日・年末年始

インターネットでの申し込み方はコチラ
https://sodai.tokyokankyo.or.jp/Sodai/V2Index/0/0/0/0/

港区のゴミ処理に関する詳細ホームページへのリンクは以下です。

港区ホームページ  https://www.city.minato.tokyo.jp/

港区のごみ・リサイクルの総合ページ
https://www.city.minato.tokyo.jp/kurashi/gomi/index.html

港区の粗大ごみの出し方ページ
https://www.city.minato.tokyo.jp/unei/kurashi/gomi/kate/sodai/index.html

港区で収集できない物
https://www.city.minato.tokyo.jp/unei/kurashi/gomi/kate/dekinai/index.html

ゴミの出し方に関する問い合わせ先
環境リサイクル支援部みなとリサイクル清掃事務所
電話番号:03-3450-8025

 なお、収集日には仏壇を家の前に出しておく必要があるため、近隣に見られたくない場合は注意が必要です。

また、清掃工場へ持ち込むことも可能です。
粗大ごみ受付センターに事前申し込みの際に収集か持込かお伝えください。
処理手数料は持ち込みすると半額になります。

以下に、仏壇を港区の粗大ゴミ収集に出す時のルールとマナーをまとめます。

ルール1、仏壇内の仏具は分別をしておく(燃える・不燃・リサイクル)
ルール2、その他、港区のゴミ出し規則に従う
マナー1、魂・お性根抜き等の供養を済ませておく
マナー2、位牌や仏像などは別途お焚き上げ処理をする

方法1の仏壇供養処分の費用目安まとめ

お坊さんへのお布施=35,000円~45,000円程度
仏壇本体の粗大ごみ手数料=400~2,800
合計=35,400円~47,800円程度

方法2:供養対象物を供養専門業者に送付後、仏壇本体を自分で廃棄処分

2-1:供養対象物を供養専門業者に送付し、供養してもらう

2番目の方法は、お坊さんに来てもらう代わりに、供養対象物を供養の専門業者に送付して供養してもらう方法です。

ここでいう供養対象物とは、仏像・掛け軸・位牌・遺影写真・過去帳になります。送付後、業者の供養場にて定期的に、お坊さんによる魂・お性根抜き等の供養が行われます。

供養状況は動画や写真などで確認でき、供養証明書の発行などもしてもらえます。

魂・お性根抜き供養とお焚き上げ焼却処分にかかる費用は、供養対象物1点あたり5,000円~程度です。

全国送付対応の供養じまい業者はコチラ⇒https://reset-soul.com/ihai/

送付供養後は、仏壇本体はただの入れ物・箱になりますから、そのまま自分で廃棄処分してもオッケーです。

【位牌の宅配便送付例↓】
位牌の送付~供養処分1
位牌の送付~供養処分2

2-2:仏壇本体を自分で廃棄する

供養対象物の供養が済んだ後の仏壇本体を、前述の方法1と同じく、港区の粗大ごみ収集制度を利用して廃棄処分します。処理手数料は400~2,800円です。

方法2の仏壇供養処分の費用目安

供養対象物の送付供養=5,000円~30,000円程度
仏壇本体の粗大ごみ手数料=400~2,800
合計=5,400円~32,800円程度

方法3:供養から廃棄処分まで一式を仏壇整理処分の専門業者に依頼

3番目の方法は、仏壇整理処分の専門業者にすべて任せるやり方です。仏壇整理処分の専門業者の場合、仏壇の魂・お性根抜き供養から、仏壇本体と中身の回収引取り~廃棄処分~供養証明書の発行までの一式を依頼できます。

お坊さんの訪問手配希望の有無も選択できる業者もあり、環境や状況に合わせる事ができます。

この方法の場合、あなたは特に何もする必要がないので一番楽なやり方です。仏壇本体だけでなく、仏具一式・仏像・掛け軸・位牌・遺影写真・過去帳などすべて回収供養処分してもらえます。

実際の供養状況は動画や写真などで確認でき、供養証明書の発行などもしてもらえます。

かかる費用は、仏壇の大きさや位牌などの数、搬出ロケーションなどにより変わりますが、全て込みで2.5~7万円程度です。

方法3の仏壇供養処分の費用目安

回収~供養~処分=25,000円~70,000円程度
仏壇本体の処分費=上記に含む
合計=25,000円~70,000円程度

【専門業者による供養の様子はコチラ↓】

【仏壇整理処分業者による回収の例↓】

まとめ

以上、「港区内で仏壇処分をする3つの方法と、供養の仕方、費用の相場」について解説しました。

あなたが仏教・宗派への信仰心が厚い場合、魂・お性根抜き等の供養については、お坊さんに直接依頼する方法が一番良いでしょう。

ただ、あまり宗旨・宗派や仏教儀式にこだわりがない場合は、仏壇整理処分の専門業者に一式を依頼する方法がもっとも楽です。

また、できるだけ費用を安く済ませたい場合は、供養対象物だけを業者に送付して供養処分し、仏壇本体はあなた自身が港区の粗大ごみ収集を利用するのが経済的です。

宗教的な儀式や作法も尊重すべきです。ただ、やはり供養の原則は「ご先祖様への感謝」です。こうした気持ちさえ持っていれば、あまり宗教的なルールにこだわる必要もないと思います。

いずれにしても、親族・家族・関係者とよく相談して、のちのちトラブルが発生しないよう仏壇処分をしましょう。

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位牌や仏壇の供養〜整理処分でお困りではありませんか?

お位牌やお仏壇の面倒を見ることができず、供養整理をする人が増えてきています。お付き合いのある菩提寺があったり、親しいお坊さんが近くにいたりすれば相談もできますが、そういう関係にわずらわしさを感じる人も多いようです。

このような場合、「位牌・遺影・過去帳や仏壇の魂・お性根抜きから整理処分」までを、一式行なってくれる専門業者があります。相談は無料ですので、わからないこと・不安なことを気軽に聞いてみてください。

先祖代々のお位牌やお仏壇ですから、きちんとご供養整理をしたいものです。

公式サイト位牌・遺影・仏壇などの魂・お性根抜き供養~整理処分をするなら

 

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