大阪府和泉市内で仏壇処分をする3つの方法と費用相場

大阪府和泉（いずみ）市は人口が府内第13位の約18.5万人で、泉州地域では２番目に大きな都市です。

人口・世帯数とも比較的多いため、高齢者や一人暮らしの人も比例して多く、仏壇の整理や処分をせざるを得ない人たちもだんだんと増えてきています。

【仏壇整理前の供養の例↓】

こうした仏壇や位牌の整理・処分をすることを「供養じまい」と呼びます。「供養じまい」をする主な理由は、両親の死亡や高齢者施設への入居または、自宅の引っ越しなどがきっかけです。いずれにしても、仏壇などを継承して面倒を見られなくなることが理由です。

また、寺院の檀家をやめたい、気軽に相談するお坊さんがいない、という人も増えています。

ただ、仏壇の整理や供養・処分などの「供養じまい」を具体的にどうすればいいのかわからない人が多いのが現実です。

実際に、仏壇を整理処分する一般的な手順は以下のようになります。

今回は、大阪府和泉市内で実際に仏壇整理や仏壇処分をするための、これら「魂抜き供養」と「廃棄処分」の具体的方法について解説します。

仏壇魂抜き供養の方法

仏壇処分前の供養とは？

仏壇整理をする際、仏壇を廃棄処分する前に、

・魂（たましい）抜き
・お性根（しょうね）抜き

と呼ばれる供養を行なうのが、多くの仏教宗派においては一般的です。この供養は「閉眼供養（へいがんくよう）」とも呼ばれています。

また、浄土真宗では「魂」という概念はありませんが、仏壇処分の際には「遷座（せんざ）供養」などと呼ばれる供養を行います。

このように、仏壇処分の前には何らかの供養をするのが正しい仏教作法です。

魂抜き供養の進め方

魂抜き供養はお坊さん・寺院へ依頼します。お坊さん・寺院へ依頼するには、主に次の3通りの方法があります。

あなたが檀家さんなら方法1が、また檀家さん以外なら方法2・3が適しています。

方法1：檀那寺（だんなじ）に依頼する

あなたが檀家（だんか）さんなら、その檀家になっている檀那寺（だんなじ）に直接、魂抜き供養を依頼するのが原則です。

檀家と檀那時は、檀家がお布施や寄付をする代わりに、檀那寺は急な葬儀や法要に駆けつけるという関係にあります。慣例として、檀那寺のお坊さんは檀家さん以外の家には法要や供養に行きません。

【お坊さんによる魂抜きの例↓】

お坊さんに支払うお布施料金ですが、現実的には定価というものはなく、寺院や檀家さんの経済状況によりバラバラです。数十万円のお布施を要求してくる寺院もあります。

ただ一般に、こうした魂抜き供養のお布施代の相場は、１～５万円程度です。現実には、お布施以外にも、お車料・お膳料・心付けなどが必要な場合もあります。

お布施金額で悩みたくない人は、和泉市でも利用可能な、次の2番目の方法があります。

【お布施金額は悩みのタネ↓】

方法2：僧侶手配サービスを利用する

お坊さんに魂抜き供養を依頼する2つ目の方法は、ネットで申し込める「僧侶手配サービス」を利用するやり方です。

檀家になっておらずお坊さんに知り合いがいない場合や、檀家を離れたいと考えている場合などに便利なサービスです。

供養を依頼したからと言って、わずらわしい檀家関係を続ける必要がないのが最大のメリットです。さらに、お布施料金はすべて込みで、総額3.5～4.5万円程度とあらかじめ明確に決まっています。

ただ、デメリットは、どんなお坊さんが来るのかよくわからないことです。

【どんなお坊さんがくるかわからない↓】

なお、和泉市などの大阪南部エリアで、魂・お性根抜きの閉眼供養を依頼できる僧侶手配サービスもいくつかあります。

大阪で魂抜きの僧侶手配サービスはコチラ⇒https://reset-soul.com/useful/obousan/

方法3：仏壇処分業者に依頼する

お坊さんに魂抜き供養を依頼する3つ目の方法として、仏壇整理・処分の専門業者に依頼するやり方があります。

こうした専門業者に仏壇処分そのものを依頼すると、提携しているお坊さんに直接家まで魂抜き供養に来てもらえるオプションサービスを希望することが可能です。

仏壇処分業者と提携している僧侶手配サービスであれば、比較的安心です。スタッフが仲介対応してくれますし、もともと「仏壇処分を前提とした魂抜き供養」を専門に行っているからです。

もちろん、魂抜き供養後の仏壇・仏具一式の搬出～処分や、位牌や遺影のお焚き上げなどもやってもらえます。スタッフも同行するので、お布施の渡し方マナーなどについてもあまり気にする必要がありません。

【お布施のマナーがわからず気を遣う↓】

仏壇整理～処分と同時依頼の場合であれば、供養のお布施金額は、2～3万円程度と経済的です。

大阪南部エリアで仏壇処分の専門業者サイトはコチラ⇒https://reset-soul.com/lp1/

以上の方法のどれかで魂抜き供養が済めば、次に仏壇本体の処分をします。

供養後の仏壇処分の仕方

廃棄処分方法は３通り

供養後に、和泉市内で仏壇本体を処分するには、主に次の3通りの方法があります。

一つずつ見ていきます。

廃棄方法１：和泉市の粗大ごみ収集制度を利用

和泉市における仏壇の粗大ごみ取扱い

供養が済んだ後の仏壇本体は「単なる木の箱」になります。従って、あなたに心理的な抵抗がなければ、和泉市の粗大ごみ収集制度（有料）を利用して処分することができます。

和泉市の場合、下記の「和泉市の粗大ごみ収集」ページ内の「収集できないもの」項目の中に、「仏壇・仏具」は入っていません。

従って、魂抜きが済んだ仏壇は、タンスなどと同じく収集可能な「粗大ごみ」扱いになると思われます。

なお、市町村によっては宗教上の理由から、仏壇の収集を拒否される場合もあります。和泉市環境産業部生活環境課（0725－99－8122）で最終確認が必要です。

「和泉市の粗大ごみ収集」ページ内の「収集できないもの」項目参照↓
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kurasitetu/gomi_recycle/sodaigomi/1317196930901.html

和泉市の粗大ごみの申し込み方法

和泉市で実際に仏壇を粗大ごみとして出す場合の申込み方法は以下のとおりです。

の2通りの方法があります。

A：収集に来てもらう方法

１、粗大ごみ受付センター0800-300-5374に電話する
受付時間帯：月曜日から金曜日の午前9時から午後3時
休み：土曜日、日曜日、祝日、年末年始（12月29日～1月3日）

２、収集日、手数料などを確認する
住所、氏名、電話番号、出すゴミの種類・大きさを告げて、手数料、収集日、受付番号を確認する。

料金は品物や大きさにより異なります。（300円・600円・900円・1200円・1500円）

粗大ごみ処理手数料一覧はコチラ↓
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/sangyoubu/seikatukan/gyoumu/sodaigomi/sk_sodaigomi.html

３、「粗大ごみ処理券」を購入する
申し込み時に確認した手数料額分の枚数の「粗大ごみ処理券」（300円券の1種類）を、粗大ごみ処理券取扱所で購入する。

粗大ごみ処理券取扱所一覧はコチラ↓
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/sangyoubu/seikatukan/osirase/sk_sodaiken.html

４、「粗大ごみ処理券（シール）」に受付番号、収集日を記入して、品物ごとに目につくように貼る。名前の記入は不要。
収集日当日の朝の午前6時までに、指定場所に出す。

５、朝6時から収集を開始。現地での立会いは不要。
申し込み内容と異なったり、粗大ごみ処理券（シール）が確認できなかったりする場合は収集してもらえない。

B：クリーンセンターへ直接搬入する方法

クリーンセンターへ持ち込む場合の詳細は以下のリンクです。

泉北クリーンセンター（焼却場）直接搬入ページ
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kurasitetu/gomi_recycle/kateigomisyuusyuu/1351129975031.html

参考までに、和泉市のゴミ処理に関する各種詳細ページへのリンクを以下に列記します。

和泉市総合ホームページ
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kurasitetu/gomi_recycle/index.html

和泉市ゴミの総合ページ
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kurasitetu/gomi_recycle/index.html

和泉市のゴミの分け方・出し方ページ
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kurasitetu/gomi_recycle/kateigomisyuusyuu/1333421268067.html

和泉市の粗大ごみの出し方ページ
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kurasitetu/gomi_recycle/sodaigomi/index.html

 

和泉市のゴミに関する問い合わせ先
和泉市 環境産業部 生活環境課
〒594－8501
大阪府和泉市府中町二丁目7番5号
電話：0725－41－1551（代表） 0725－99－8122（直通）
ファックス：0725－45－9352

仏壇を粗大ごみで出す場合の注意点

仏壇を和泉市の粗大ごみに出す時のルールとマナーをまとめます。

仏壇廃棄方法１の処分費用の目安
お坊さんへのお布施（魂抜き供養）＝10,000円～50,000円程度
仏壇本体廃棄処分のごみ手数料＝300～1,500円程度
合計＝10,300円～51,500円程度

なお、和泉市の場合、収集日に仏壇を指定場所に出すため、「仏壇をゴミで出しているところ」を近隣に見られたくない場合は、次の廃棄方法２・３があります。

【粗大ごみ置き場は近隣に見られる↓】

廃棄方法２：仏壇整理処分の専門業者に依頼

仏壇を粗大ごみに出すことに抵抗がある人は、仏壇を廃棄する２番目の方法として、仏壇整理・処分の専門業者に依頼するやり方があります。

この方法のメリットは、仏壇の魂抜き供養から出張引取り～廃棄処分まで一式をすべてやってもらえることです。

あなたは何もしなくてよいので最も楽な方法です。さらに、ご本尊である仏像や掛け軸、そして位牌・遺影・過去帳・仏具一式などのご供養やお焚きあげなども同時に依頼できるので、後々の手間もかかりません。

【仏壇整理処分業者による回収の例↓】

また、お坊さん訪問手配の要・不要も希望で選べます。必要であれば、ご供養証明書の発行も可能です。仏壇引取回収後の供養の様子がわかる動画の視聴もでき、供養の確認もできます。

費用相場は、仏壇の大きさや位牌・遺影などの数、搬出ロケーションなどにより変わりますが、魂抜き供養から最終処分まで含めて、およそ2.5～5万円程度です。

大阪南部エリアで仏壇処分の専門業者サイトはコチラ⇒https://reset-soul.com/lp1/

廃棄方法３：遺品整理や片付け業者に依頼

もしあなたが両親や親族の遺品整理中に、仏壇の整理で困っていれば、遺品整理業者や片付け業者に仏壇を引き取ってもらえる場合もあります。ただし、事前の供養は自分で手配しなければならないかもしれません。

魂抜き供養が終わっている仏壇であれば、一般に他の遺品類と一緒に引き取り処分してもらえます。その際、供養証明書などを提示すればスムーズです。

また、仏壇内の「ご本尊仏像・掛け軸・位牌・遺影・過去帳」などをあらかじめ取り出しておくと、遺品整理業者も気持ちよく引き受けてくれるでしょう。

費用相場は、１～３万円程度をみておけばよいでしょう。

【遺品整理業者による片付け状況例↓】

【供養証明書の例↓】

以上３通りの方法で仏壇本体の処分はできますが、仏壇の中身はどうすればよいのでしょうか？

仏壇の中身はどうすればよいか？

仏壇の中身で魂抜きの対象になるものはなにか？

まず、仏壇の中身で魂抜きや供養の対象になるもの・ならないものを確認しておきましょう。

魂抜きの対象になるもの
・ご本尊（仏像や掛け軸）
・位牌
・遺影写真
・過去帳
・戒名札、法名軸
・塔婆

魂抜きの対象にならないもの
・線香立て
・ろうそく立て
・香炉
・花立て
・おリン
・木魚
・その他一般的な仏具一式

【仏像・位牌・遺影・過去帳の例↓】

【掛け軸3枚組の例↓】

【いろいろな位牌の種類↓】

【一般的な仏具の例↓】

ご本尊や位牌の処理の仕方

ご本尊や位牌など魂抜きの対象になるものは、ゴミとして処理するのではなく、供養後にお焚き上げをするのが望ましいとされています。ただし、魂抜きの対象にならない仏具などは、和泉市のゴミ収集や資源リサイクル品として処理してもよいでしょう。

こうした供養やお焚きあげについては、お坊さん以外にも、ご供養じまいの専門業者に依頼することができます。ご供養対象物を宅配便で送付するだけです。送付後、業者の供養場にて、お坊さんによる魂・お性根抜きの供養後、お焚き上げ（焼却）処分してもらえます。

【専門業者による供養の状況例↓】

魂・お性根抜き供養とお焚き上げにかかる費用は、供養対象物１点あたり5,000円程度です。（個別供養の場合）

大阪エリアで送付対応のご供養専門業者はコチラ⇒https://reset-soul.com/ihai/

まとめ

以上、「大阪府和泉市内で仏壇処分をする3つの方法と費用相場」について解説しました。

魂抜き供養と仏壇本体処分の組み合わせは、大きく次の３つの方法に集約されます。

どのような方法を選んでも、忘れてはならないのは「ご先祖様への感謝」です。こうした気持ちを忘れなければ、あまり仏教作法にこだわる必要のない時代になってきています。

なお、仏壇整理・処分など供養じまいの際には、トラブルを未然に防ぐため、親族・関係者とよく相談～合意した上で進めることをおすすめします。

和泉市で仏壇整理処分の専門業者▶https://reset-soul.com/lp1/