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仏壇処分に後ろめたさを感じる場合の対処方法:仏壇を継承できない人はどれくらいいるか?

社会の超高齢化や住宅事情、家庭環境などにより、先祖代々の仏壇の面倒を、見られなくなったり継承できなくなったりする人が、増えています。

やむを得ない理由ばかりではなく、「ただお寺との檀家関係を解消したい」と言った理由や、宗教に対する考え方の変化などの理由で、仏壇を手放す方も増えてきています。
【仏壇処分前の供養】

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では、このように仏壇を供養処分する人は、いったいどれくらいいるのでしょうか?「自分だけが先祖代々の仏壇を見捨てようとしているのではないか?」と、後ろめたさや不安感を感じている人も多いようです。

実際は2010年頃から、仏壇処分を依頼する人は急増しています。結構多くの人が困っているというのが現実です。と同時に、「仏壇を処分するなんて私だけではないか?」と心配する人もたくさんいるのです。

そこで今回は、主に「やむを得ず仏壇を供養処分しなければならなくなった人」のために、その後ろめたさや不安感が軽減される考え方をお伝えします。

仏壇を処分する際、なぜ後ろめたさを感じるか?

後ろめたさの原因

やむを得ない事情があるとは言え、代々の仏壇を手放すことには誰しも、多少なりとも良心の呵責や不安感があります。その不安の主な原因は以下の様なものです。

1、両親・祖父母・ご先祖様に申し訳ない
2、親類縁者(特に両親の兄弟など)に同意が得られるか心配
3、きちんと供養しないと何か起こるのではないか?
4、菩提寺のお坊さんにどう説明すればいいのか?
5、仏壇の供養処分の仕方がわからない

なぜ不安なのか

では、なぜ仏壇を手放すことには良心の呵責があるのでしょうか?それは、「仏壇は代々引き継いでいくもの」「手放したらご先祖様の供養ができなくなる」と言う固定概念があるからです。

「仏壇も位牌も遺影も、延々と継承していかなければならない」と、みな漠然と思っています。そして、それらがなくなれば「先祖供養もしない罰当たりな人」と見られるのではないか、と考えてしまうのです。

【位牌】

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ところで、生まれたときから家に仏壇がある人は、なぜ家に仏壇があるのかをじっくり考えたことがありません。それはあって当たり前だと思っているからです。

ただ、歴史をたどれば、実は本来はそうでもないことに気が付きます。仏壇が各家庭にあるルーツを知れば、仏壇処分をすることにそれほど抵抗がなくなると思います。

なぜ仏壇を持つようになったのか?

仏壇が一家に一台あるのはなぜ?

そもそも、なぜ私たちの多くの家庭には仏壇があるのでしょうか?それは、檀家制度が起点となります。檀家制度は江戸時代にできました。江戸幕府を開いた徳川家康の政策です。

【徳川家康像】

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政策ですので、国の制度です。その徳川政権が作った檀家制度には、主に以下の2つの内容があります。

1つ目が、「日本人は、必ず仏教のどこかの宗派に属しなさい」という内容です。そして2つ目は、「先祖代々の宗派は変えてはいけない」です。

つまり、「信仰・信教の自由の禁止」「改宗の禁止」の2本立ての制度です。この制度を作った理由の一つは、キリシタン弾圧です。日本人がキリシタンにならないよう、無理やり国民全員が仏教徒にさせられてしまったわけです。

そして、もう一つの理由は、寺を幕府の組織の出先機関として利用したかったからです。それぞれの宗派に属する人々を、その菩提寺(ぼだいじ=檀家が所属する寺)で一括管理させるためです。つまり、市役所の「戸籍管理や現住所管理の役割」を寺に持たせました。

現在のマイナンバーのような制度です。寺=役所になってしまったのです。つまり、お坊さんが自ら布教や信者獲得の努力などしなくても、檀家制度によって勝手にみんな信者になってくれたのです。

仏壇は証拠品?

この制度をきっかけに、日本人がどこかの寺に所属する仏教徒である証に、各家庭に仏壇を持つようになったと言われています。つまり仏壇は、政府に服従しているという証拠品であったともいえます。

【仏壇】

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このように檀家制度は、もともとは政府の強制によって始まりました。いつのまにかこの制度が当たり前のように生活に根付き、平成の現在まで400年ほど続いているのです。

自分自身は特に信仰はしていないのだけれど、家の宗教が仏教だから、葬儀や法事などの仏事のときだけ仏教徒になる人も多いのではないでしょうか?

現在は江戸時代と違って、憲法で信教の自由が認められていますから、家の宗教や宗派が何であろうと、あなた自身は自由に好きな宗教を選択し信仰できるのです。

家に仏壇があるからと言って、あなた自身はキリスト教徒でもまったく問題ないわけです。信仰の自由は個人の権利だからです。

仏壇処分の後ろめたさが軽減される考え方

仏壇はなくても先祖供養はできる

このように、仏壇はもともと政府によって半強制的に持たされたものです。仏壇がなければ先祖供養ができないわけではありません。

もちろん、仏壇という立派な先祖の魂の棲家に向かって手を合わせることは、大切な先祖供養に一つです。できればそうすることが好ましいのは言うまでもありません。

ただ、やむを得ない事情がある場合は、仏壇を手放しても先祖供養はできます。写真や位牌に手を合わせ、心を込めて供養してもよいのです。また、お寺に永代供養を依頼することも1つの方法です。

逆に、面倒を見られない仏壇を供養もせずに、埃がかぶったままほったらかしにしておくことのほうが、先祖に顔向けができないのではないでしょうか?

放おっておいたら供養もされずに、誰かに捨てられてしまうかもしれません。そうなるくらいなら、自分できちんと魂・お性根抜き供養をしてから手放すことがベターです。

【魂・お性根抜き供養の様子】

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今回は、「やむを得ず仏壇を供養処分しなければならなくなった人」のために、その後ろめたさや不安感が軽減される考え方をお伝えしました。

仏壇処分を依頼する人は急増してきています。「仏壇を処分するなんて私だけではないか?」と心配する必要はありません。むしろ、ちゃんと魂・お性根抜き供養をして手放すことに、誇りを持っていいのではないかと思います。

なお、仏壇を手放す際は、のちのち揉め事が起こらないよう、家族や親族と充分な話し合いをして、みなさん了承の上で進めることが大切です。

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