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大きくて動かせない仏壇の供養処分の仕方

継承する者がなく、やむなく先祖代々の仏壇の面倒を見られなくなる方々が、増えています。

こうした場合、一般的には、お坊さんにお願いして、仏壇から魂・お性根抜きをしてもらった後、仏壇自体を廃棄処分します。ただ、仏壇があまりに大きかったり、重かったりして動かすことができないこともあり、廃棄するためにどうやって移動運搬すればいいのか困る場合があります。

特に、昔ながらの旧家に置いてあるような仏壇にこうした巨大なものが見られます。持ち主でさえ、一体どこから家の中に入れたのか不明なのです。

明らかに、家のドアの大きさなどよりも、仏壇のほうが大きい場合もあります。また、そのように巨大な仏壇に限って二階に置いてあったりします。階段幅より大きいため、どうやって二階へ上げたのか不明な仏壇もあります。

さらに、壁に組み込まれて一体化されている仏壇もたまに見られます。

ただ心配する必要はありません。このように動かせない仏壇のご供養処分に関しては、「仏壇を家の中から搬出する3つの方法」を知っていれば、きちんとご先祖様の供養を済ませ、仏壇仕舞いが出来ます。
【大きな仏壇】

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まずは、一般的な仏壇のご供養方法を説明した後、仏壇を家から搬出する方法について解説します。

一般的な仏壇のご供養方法

お坊さんに、仏壇から魂を抜いてもらう

なぜ魂抜き(たましいぬき)をするのか?

仏壇は初めに買った時にほとんどの宗派で、お坊さんによって魂入れ(たましいいれ)や、お性根入れ(おしょうねいれ)という仏教の儀式を行っています。この儀式を開眼供養(かいげんくよう)といいます。
【魂・お性根抜き供養の様子】

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仏様やご先祖様の魂(霊)が、この魂入れにより仏壇や位牌に宿ることにより、日々のご供養や感謝の対象になるのです。したがって、仏壇を処分するにあたっては、まずは「魂を抜く」という儀式を行う必要があります。

魂抜きは、お性根抜き(おしょうねぬき)とか閉眼供養(へいがんくよう)ともいいます。魂を抜くことにより、仏壇・仏像・位牌・遺影などを、単なるモノにする儀式です。魂・お性根抜きの法要はお坊さんに依頼します。

注)浄土真宗にはこの魂入れ・魂抜きという概念がありませんが、代わりに入仏供養・遷座供養という読経を行っています。

お坊さんに魂抜きの法要を依頼する

法要とは、各種仏式行事(葬儀・四十九日や、お盆・〇〇回忌など)でお坊さんに読経などを行なってもらう儀式のことです。法要の一種である魂・お性根抜きも、お坊さんに依頼します。

【魂・お性根抜き供養の様子】

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あなたが檀家(だんか)さんである場合は、直接お坊さんに魂・お性根抜き(閉眼供養)をお願いしてください。

檀家とは、ひらたく言えばその寺院の登録会員やサポーターのようなものです。檀家さん以外には、一般に、お坊さんは法要をしません。「一見さんお断り」という寺院も多いのです。

檀家離れが進んでいる最近では、寺院やお坊さんとお付き合いのない方も多いので、「ご供養仕舞い専門業者」に依頼するか、「お坊さん手配・紹介サイト」などでお坊さんを探し、魂・お性根抜き法要を依頼してください。

お坊さんに魂抜き法要を行なってもらったあとは、仏壇の中身の処理です。

仏具や、位牌や遺影の仕舞いをする

仏具・位牌・遺影などはどうすればよいか?

お坊さんに魂抜きをしてもらったら、仏壇本体を廃棄処分する前に、中にあるものや付属品をどう仕舞いするのかを決めます。特に位牌や遺影などは、魂を抜いたからといって心情的にはそのままゴミとして捨てにくいものです。

仏壇の中やまわりには、通常以下のようなものがあります。

・位牌
・遺影
・本尊(仏像、脇侍軸、掛け軸)
・一般的な仏具(おりん、花立て、線香立て、ろうそく立て、木魚など)
・経本、写経本、数珠、
・経机
・消耗品(線香やろうそくなど)

【位牌】

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【仏像や掛け軸】

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仏壇はなくなっても、位牌や遺影のみを「ご供養の対象物としてそのまま持ち続ける方」もいます。ただ、ほとんどの人は、上記の仏壇まわりのすべてを、仏壇と同時に廃棄処分されます。

ご先祖様や故人を引き続き自宅などで供養する場合、その対象である位牌や遺影は魂抜き(お性根抜き)をせず、そのまま持っておきます。また思い出の品として保管のみされる場合は、魂を抜いておかれることをオススメします。

さらに、位牌などを永代供養に出すという選択肢もあります。永代供養とは、寺院などに依頼して位牌を預け、自分が亡き後も代わりにご先祖様の供養を継続して行なってもらえるシステムです。

すべてを廃棄処分される場合は、位牌・遺影・木製の仏像・掛け軸などはお焚きあげをしておきたいところです。お焚きあげとは、魂を天(浄土)へ返すという気持ちを込めて焼却処分をすることをいいます。

お庭や迷惑がかからない場所で自ら焼却されても良いですし、「ご供養仕舞い専門業者」に依頼するとお焚き上げ(焼却処分)をやってもらえます。
【お焚き上げ】

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その他の仏具などは、ゴミとして出されても問題ありません。ただし、金属製のものは資源ごみなので、きちんと分別してください。

ロウソク・線香などの消耗品については、今後使用される場合はとっておかれると便利です。

廃棄処分前に、お仏壇の中身を再チェック

仏壇本体を廃棄処分する前に、ぜひチェックしておきたいことがあります。それは、仏壇の中に隠された引き出しなどを再確認することです。

一度、仏壇の中の引き出しをすべて開けてみましょう。見落とされがちなのは、隠し引き出しがあるお仏壇です。特に昔の大きな仏壇には、凝った細工をしてある場合があります。

写真のように一見引き出しに見えないように作ってあっても、実際にはその奥に引き出しがあります。まれに鍵付きの引き出しもあります。昔の人は大事なものをこの隠し引き出しに入れていたようです。この中に、現金・通帳・宝石・証書類・へその緒などがよく入っています。
【隠し引き出し】

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仏壇の中をすべてチェックして、大事なものがなければ、最後に仏壇本体の廃棄処分をします。

仏壇を家の中から搬出する3つの方法

方法1:解体する

仏壇が大きすぎたり、重すぎたりして、どうしても動かせない場合は、その場で解体します。
仏壇は、思っている以上に複雑に組み合わされていますので、解体には手間がかかる場合があります。

もちろん、解体前に仏壇から魂・お性根を抜いておいてください。魂・お性根抜きが終わった仏壇の解体手順は、一般に以下のとおりです。

1、中身(仏像・掛け軸・位牌・仏具・飾りもの類)をすべて取り出す。
2、引き出し類をすべてはずす
3、扉を外す
4,天板を外す
5、側板を外す
6、全体を解体する

このように解体をすれば、家から搬出でき、ただの木材として処分可能になります。

方法2:窓から吊り下げ搬出する

仏壇が二階に置かれてある場合に、仏壇を移動すること自体はできるのに、大きすぎて階段を通って降ろせない場合があります。もともと、仏壇搬入時に、窓から吊り上げて入れている場合です。

このような場合は、同じく二階の窓から吊り下げて降ろします。クレーンなどの機械を使って降ろす場合と、はしごやロープなどを使って人力で降ろす場合があります。

いずれにしても、これらの場合は専門業者に依頼するほうがよいでしょう。二階から降ろす作業だけなら、引越し業者や便利屋さんなどが対応してもらえます。

また、二階降ろし搬出から、魂・お性根抜き供養、最終処分までのすべてを希望の場合は、「お仏壇の供養整理処分業者」や「ご供養仕舞い業者」に依頼可能です。

方法3:入り口を広げる

よくあるパターンとして、仏壇を家に入れた後、家のリフォームなどで、玄関入り口や窓の形状が変わってしまった場合があります。また、カーポートなどを作って入り口付近の形状自体が変わってしまう場合もあります。
【カーポート】

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このようにして、大きすぎる仏壇を搬出することが不可能になることもあります。家自体を解体処分する場合は、玄関などを取り払って間口を確保するという方法もあります。

「家は解体しても、仏壇だけは解体したくない」という人もいます。そのような場合は、状況が許されるのであれば、玄関や窓をこわしてしまうという選択肢もありです。

自分で解体や処分ができない場合

「どうしても自分で処分できない・したくない・面倒だ・近所に知られたくない・お坊さんが見つからない」という場合は、「お仏壇の供養整理処分業者」や「ご供養仕舞い専門業者」にご依頼ください。魂抜きご供養から仏壇の搬出処分まで一式を、誰にも知られずにやってもらえます。

以上、動かせない仏壇の供養処分の仕方として、仏壇を家の中から搬出する3つの方法をお伝えしました。いずれの方法を選ぶにしても、事前に家族や親族と充分な話し合いをして、みなさん了承の上で進めることが大切です。

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位牌や仏壇の供養〜整理処分でお困りではありませんか?

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