供養じまいとは?
2000年代以降、宗教離れ・仏教離れが進んでいます。寺院の檀家を辞める(離檀する)人も多く、そのため法事や法要などで相談するお坊さんがなかなかいないのも実情です。
そうした中、仏壇や位牌の面倒を見られなくなり、継承できなくなる人が増えてきました。このような事情の仏壇・位牌などから魂抜き・お性根抜きの供養をして、整理仕舞いする一連の流れを総称して「供養じまい」と呼びます。
一方、「永代供養」は寺院などがあなたの代わりに供養を続けてくれる仕組みです。「供養じまい」は供養を続けることができなくなり整理仕舞いしてしまうことをいいます。
【お坊さんによる供養の例↓】
供養じまいの対象とは?
供養じまいの対象になるものは、大きく以下のようなものになります。
・ご本尊(仏像や掛け軸)
・位牌
・遺影写真
・過去帳
・経本
・地蔵
・お墓(墓じまい)
・遺骨
【供養の対象になるものの例↓】
それぞれの対象となる供養品ごとに「〇〇じまい」と呼ぶこともあります。
例えば、よく聞く言葉として「墓じまい」があります。また
などがあります。「供養じまい(商標登録済み)」はそれらの総称となります。従って、仏壇を整理処分する場合は、「仏壇の供養じまい」という使い方をします。
供養じまいの流れ
仏壇・位牌など供養じまいの流れは次のような手順となります。(宗派により多少変わります)
②魂抜きなどの供養をしてもらう(閉眼供養・遷座供養など)
③供養後、整理処分する(お焚き上げなど)
それぞれを簡単に見ていきましょう。
①お坊さんに供養依頼をする
檀家さんであれば直接寺院に供養をお願いします。檀家さんではなく寺院やお坊さんに知り合いがいない場合は、「お坊さん紹介・手配サービス」で探すか、「仏壇整理処分の専門業者」に依頼すれば、お坊さんを手配してもらえます。
②魂抜きなどの供養をしてもらう(閉眼供養・遷座供養など)
お坊さんに来てもらって仏壇の前で、魂抜き・お性根抜きなどの閉眼供養や遷座供養という仏壇整理まえの供養儀式を行ってもらいます。
お坊さんに渡すお布施の相場は1~5万円程度です。別途交通費である「お車料」が必要な場合もあります。
【お布施を渡している例↓】
③供養後、整理処分する(お焚き上げなど)
お坊さんによる供養が終われば、仏壇や位牌を処分します。仏壇本体は自治体が粗大ごみとして回収してくれるところもあります。
ただ、そうしたことが心理的に納得できない場合は、「仏壇整理処分の専門業者」や「供養じまい専門業者」に依頼すれば引取りからお焚き上げ処分までやってもらえます。
【仏壇整理処分の専門業者による回収例↓】
また、お墓や遺骨に関しては上記とは別の方法が必要になります。
供養じまいはどこに頼めばよいか?
現実に仏壇や位牌の継承ができなくなり、供養じまいをしなければならなくなった時どうすればいいのでしょうか?
大きくは2通りのパターンがあります。
B:専門業者に依頼する
Aのすべて自分で行う場合は、お坊さんに知り合いがいてかつ仏壇の処分を自治体などに回収してもらうパターンです。
Bの専門業者に依頼する場合は、以下のような業者があります。いずれにしても、仏壇や位牌の供養じまいをするときは、あとで揉めないよう、親族とよく話し合って合意の上すすめることが大事です。
大阪の仏壇整理業者サイト▶大阪・関西エリアで仏壇処分
お坊さん手配サイト▶魂抜き供養なら。お布施一律3.5万円(大阪)
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お地蔵様の供養じまい業者▶地蔵・ほこらの魂抜き整理
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