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仏壇を粗大ごみに出して廃棄処分する方法

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社会の高齢化にともない、親が亡くなったり継承者がいなかったりなどの理由で、仏壇を手放さなければならない方が増えてきました。こうした場合、仏壇をそのまま粗大ごみとして処分をしてもいいのか、多くの方が悩んでいます。たとえば・・、

・そのまま何もせず粗大ごみとして廃棄処分できるのか?
・お坊さんに供養をしてもらった後なら、ゴミとして処分してもよい?
・自治体は仏壇をゴミとして回収してくれるのか?
・仏壇の中身はどうすればよい?
・ご近所に見られないように仏壇を処分したい
・仏壇を粗大ごみで出すのはちょっと気が引ける

など、みな初めてのことなので、わからない方がほとんどです。ただ心配することはありません。

仏壇を粗大ごみとして処分する場合は、「1、供養する」「2、分別する」「3、廃棄する」の3つのステップで解決できます。

今回は、仏壇を粗大ごみとして処分する方法を解説します。

動画(8分49秒)で見たい方はコチラ↓(記事で読みたい方はこの動画の下です)

ステップ1、仏壇を供養する

仏壇を粗大ごみとして処分する際の初めのステップは、「1、供養する」です。仏壇は初めて家に入れた時、多くの宗派で、お坊さんによって魂入れ(たましいいれ)や、お性根入れ(おしょうねいれ)という仏教の儀式(供養)を行っています。この儀式は開眼供養(かいげんくよう)とも呼びます。

この魂入れの儀式によって、仏様や先祖の魂が仏壇に宿ることにより、ご供養の対象となります。したがって、仏壇を処分するにあたり、まずは「魂を抜く」という供養を行う必要があります。

この儀式を魂抜き(たましいぬき)や、お性根抜き(おしょうねぬき)、または閉眼供養(へいがんくよう)といいます。寺院・お坊さんにこの儀式はお願いします。

【仏壇の魂抜き・お性根抜きの様子】

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先祖の魂が仏壇の中に宿ったまま処分しないように、魂抜き・お性根抜きには魂を天(浄土)に返してあげるという意味があります。魂・お性根を抜くことにより、仏壇を単なる入れ物にする儀式です。

ただ、仏教にあまり信心のない方や無宗教の方もいます。このような方でも、ご先祖様への感謝をして、自分の心にけじめをつけると言う意味でも、魂抜き・お性根抜きはぜひ済ませておきたい供養です。

なお、浄土真宗にはこの魂入れや魂抜きという概念がありませんが、代わりに入仏・遷座供養と言われる読経を行なっています。

寺院・お坊さんとお付き合いがある場合は、魂抜き・お性根抜きを直接お坊さんにお願いして下さい。

お坊さんとお付き合いがなく、魂抜き・お性根抜きをどこに頼めばよいかわからない場合は、「ご供養じまい専門業者」に依頼するか、「お坊さん手配・紹介サイト」などで探して下さい。

このように、魂抜き・お性根抜きの儀式を済ませてしまえば、仏壇は「単なる入れ物・箱」になります。したがって、ご近所の目が気にならない方や、心理的な抵抗がない方は、仏壇を粗大ゴミとして扱っても法的には特に問題ありません。

以上のように、仏壇をゴミとして処分する最初のステップは「1、供養する」です。次は「2、分別する」について解説します。

ステップ2、仏壇中身を分別する

お坊さんに魂抜き・お性根抜きをしてもらったら、仏壇を廃棄処分する前に、その中身を分別する必要があります。市区町村のゴミ出しルールやマナーを守るためにも分別は必要です。

さらに、仏壇の中にある位牌や遺影などは、魂・お性根を抜いたからといって、心情的にはそのままゴミとして捨てにくい類のものだからです。

また、燃えないものやリサイクルできる資源も、仏壇の中には見られます。一般に、仏壇の中や仏壇まわりには、次のようなものがあります。

・位牌
・遺影
・本尊(仏像、脇侍軸(掛け軸))
・一般的な仏具(おりん、花立て、線香立て、ろうそく立て、木魚など)
・経本、写経本、数珠、
・経机
・消耗品(線香やろうそくなど)

【位牌の例↓】

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【仏像、掛軸、仏具などの例↓】

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これらを廃棄処分する場合は、位牌・遺影・木製の仏像・脇侍軸(掛軸)などはお焚きあげをしておきたいところです。お焚きあげとは、先祖への感謝の気持ちを込めて焼却処分をすることをいいます。

自宅の庭や迷惑がかからない場所で自ら焼却されてもよいですし、「ご供養じまい専門業者」に依頼すると、魂からお焚き上げ(焼却処分)まで一式をやってもらえます。

全国送付対応の「ご供養じまい専門業者」はこちら⇒https://reset-soul.com/ihai/

【位牌のお焚き上げ例↓】

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その他の仏具などは、一般ゴミ(燃えるゴミ)として出されても問題ありません。ただし、金属製のものは資源ごみなので、きちんと分別した上で、燃えないごみや資源ごみで出して下さい。

【燃えるゴミ出しの例↓】

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ロウソク・線香などは一般ごみですが、今後使用される場合はとっておかれると便利です。

このように、仏壇を粗大ごみとして出す前に、中身の仏具などを「整理・分別~処分」することがステップ2です。

ステップ3、仏壇本体を廃棄処分する

仏壇の供養と中身の分別を済ませたら、最後は仏壇本体の廃棄処分です。仏壇本体を粗大ごみとして廃棄処分する場合、法律上は一般廃棄物(いわゆる家庭ゴミ扱い)となります。ただ、仏壇を粗大ごみとして引き取ってくれない自治体もあります。

その理由はさまざまです。過去に仏壇をゴミに出すという概念がなく、自治体でも対応が決まっていないところがあります。また、ゴミの回収に来る作業員の人達も、信仰の問題からあまり気持ちの良いものではないでしょう。さらに、ご近所の目もあって、いままで仏壇をゴミで出す人がいなかったことも理由の一つです。

【粗大ゴミ置き場の例↓】

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【粗大ごみで出された仏壇の例↓】

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実際に仏壇を粗大ごみとして回収してもらえるかどうかは、各自治体に問い合わせてください。(市区町村の環境課や生活環境課など、家庭ごみ対応の窓口です)

自治体のゴミ回収には、大きく3つの方法があります。

・定期回収日に、指定のゴミ置き場に出す
・臨時ゴミとして、自宅まで回収
・焼却場へ自分で持ち込み

これらの内、ご自身で最適な方法を選んでください。

さらに一部の寺院では、仏壇を持ち込めば、魂抜き・お性根抜きご供養と廃棄処分を同時に行なってくれます。お近くの寺院に直接おたずねください。

「自分で処分できない・したくない・面倒だ・近所に知られたくない・お坊さんが見つからない」という場合は、「仏壇整理・処分業者」にご依頼ください。

専門業者では、魂抜き供養から仏壇の回収処分、さらに位牌などのお焚き上げまで一式を、誰にも知られずにやってもらえます。さらに、ご供養の様子を写真や動画で確認できるので安心です。

仏壇整理・処分の専門業者(大阪)はこちら⇒https://reset-soul.com/lp1/

【業者による仏壇搬出の例↓】

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以上、仏壇を粗大ごみとして廃棄処分する3ステップをお伝えしました。

関連記事位牌を処分する2つの供養方法

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