21世紀に入り、仏教の世界では急激に檀家離れが進んでいます。その主な原因は、
・檀家関係がわずらわしい
・お布施や寄付が不透明
・寺院に対する不信感(坊主丸儲け、宗教法人の特別扱い)
などです。
ただ、檀家のメリットは、いざ親族が亡くなった場合、お坊さんはなにをおいてもすぐに葬儀に駆けつけていただけるということです。しかし、一旦檀家を離れてしまうと、なかなかそういうわけにはいきません。
こうした場合、便利なのが「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」です。以下では、葬儀・葬式・お通夜での「お坊さん・僧侶・寺院の出張手配・派遣・紹介サービス」利用の際、押さえておきたいポイントやメリットについて解説をします。
葬儀・葬式の3つの形態
お金のかかる葬儀は敬遠したい
かつては、親族が亡くなると多くの家では、そこそこ大掛かりな葬儀を行っていました。お通夜に始まり、告別式~火葬場そして初七日も続いて済ませます。その後、戒名を授かり、仏壇・位牌の開眼法要をする、というような流れが主流でした。
参列者も100~200人くらいは普通にあったと思います。葬儀費用も200~300万程度かかることもざらにありましたが、お香典によって大半がまかなわれるという相互扶助の仕組みが機能していました。
ただ、2010年を超えたあたりから、家族葬という小規模なお葬式が主流となってきました。これは、大規模でお金のかかる葬儀に、違和感を覚える人が増えてきたことが大きな要因です。
また、高齢化社会により、葬儀に参列する知人・友人などの人脈ネットワーク自体が減少してきたことも、現実的な理由として上げられます。
3つの葬儀形態
こうした時代の流れの中、現在主流となっている仏式葬儀の形態は、大きく以下の3つのパターンになりつつあります。(一般的な大規模な葬儀を除きます)
1、火葬式のみ(通夜や告別式はなし)
2、一日葬(通夜をせず告別式と火葬式)
3、一般家族葬(通夜から告別式~火葬式まですべて)
仏式葬儀では、以上のすべての形態において、それぞれお坊さんの読経が行われます。葬儀形態別の読経には以下の様なものがあります。
1、火葬式のみ
火葬場での炉前読経、戒名授与(開眼法要)
2、一日葬(告別式~初七日~火葬式)
告別式読経、式中初七日読経、炉前読経、戒名授与(開眼法要)
3、一般家族葬(通夜式~告別式~初七日~火葬式)
通夜式読経、告別式読経、式中初七日読経、炉前読経、戒名授与(開眼法要)
あなたが寺院の檀家であれば、このような葬儀の読経を檀家寺のお坊さんに依頼すれば問題ありません。
ただ、以下の様な理由で気軽にお坊さんに依頼できない人も増えてきています。
檀家寺のお坊さんに頼めないわけ
檀家を離れたいから
お寺やお坊さんとの檀家関係に、疑問を持つ人が増えてきました。お布施額がわからない、寄付が断れない、「坊主丸儲け」のようなイメージがある、などが大きな要因です。
このような理由で、離壇したいと考えている場合、檀家寺のお坊さんに葬儀の読経を依頼することは避けたいと思うのが、自然の流れです。
一旦、葬儀の読経を依頼してしまうと、のちのちの各種法要のことを考えると煩わしくなるからです。
檀家寺が遠い
引っ越したり、実家から遠く離れて住んでいたりして、檀家寺まで遠方になってしまった場合も、わざわざ依頼しにくい状況です。
もし仮に、お坊さんが引き受けていただけた場合であっても、交通費のことを考えると難しいということになってしまいます。特に、お通夜と告別式の2日間に渡る場合、宿泊のことも考慮する必要が出てきます。
もともと檀家寺を持たない
もともとどこのお寺の檀家でもない場合です。葬儀の際、読経を依頼できる寺院やお坊さんがありません。
このように、もともと寺院やお坊さんとお付き合いのない人は、あなたが自分自身でお坊さんを探すしかありません。
以上3つの理由により、檀家寺のお坊さんに依頼できない人にとって便利なサービスが、「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」です。
僧侶の出張派遣・手配・紹介サービス利用の3つのメリット
お坊さん・僧侶の手配・派遣サービスを利用する3つのメリットについて以下に述べます。
わずらわしい檀家関係がない
檀家には、寺院から何らかの「お布施・寄付の支払いお願い」がある場合が多いです。お盆やお彼岸の法要時、各種仏事、寺院改築・修繕費用の援助などです。
現実問題としては、なかなか断りにくいです。もちろん断ってもいいのですが、断りきれないところがわずらわしさの所以です。このまま檀家を続けてもいいのだろうかという、なにかもやもやした感情が消えないまま、檀家関係を続けるのもしんどいです。
一方、「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」を利用する場合は、お付き合いは原則1回きりです。葬儀が終われば、あとあと何らかの法要依頼義務もありません。お布施の支払いも1回のみ考えればオッケーです。
このように、「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」は、わずらわしい寺院との関係を気にせず、葬儀の各種読経をお坊さんに依頼することができます。
お布施金額で悩まなくてすむ
「葬儀のお布施はいくら包めばいいのだろうか?」と、多くの人が悩んでいます。私の場合、父親の葬儀のときは、葬儀社の人から「30万円包んでください」と耳打ちされました。いわれたままにお布施をお渡ししました。
しかし、あとでよくよく考えてみると「めっちゃ高いな!」というのが本音です。実際に読経をしている時間は2日間で2~3時間くらいだったと記憶しています。50万円とか100万円とか要求されたという話もよく聞きますので、注意が必要です。
そもそもお布施とは、お坊さんに対する労働対価つまり、読経をしてもらった報酬ではありません。あくまでも寺院に対する「寄付行為」です。読経に対する、「感謝の気持ち・お礼」を表したものがお布施になります。
本来は、修行中にまともな衣服も準備できないお坊さんに対し、「衣類(布)を施す」というのがお布施の語源です。したがってお布施は、金銭である必要はなく、衣類や食物でも本当はよいのです。
ただ、やはりお坊さんにも生活があり、現実問題として、金銭が必要です。常識的な範囲内での、お布施料金表が寺院ごとにあってもよいのにな、と個人的には思います。
このような不明確なお布施金額で悩まなくて済むのが、「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」です。このようなサービスでは、お坊さんにお渡しするお布施額の相場は、葬儀の形態によって以下のようになります。(一般戒名料込み。葬儀費用は別)
【葬儀のお坊さん手配サービスでのお布施額の相場】
1、火葬式のみ(通夜や告別式はなし)…55,000円(税込み)
2、一日葬(通夜をせず告別式と火葬式)…85,000円(税込み)
3、一般家族葬(通夜から告別式~火葬式まですべて)…160,000円(税込み)
お布施金額で悩まずに、お坊さんに葬儀の読経を依頼することができるので安心です。
お車料・お膳料・心付けなどが原則不要
檀家寺のお坊さんにきていただくと、お布施の他に「お車料」「お膳料」「心付け」が必要になる場合があります。お車料は交通費、お膳料は法要の後の食事代になります。
また、心付けはいわゆるチップ(感謝の気持ち)です。そもそも、お布施自体がチップのような意味合いがあるのに、さらにチップの二重支払いになってしまいます。
一方、「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」では、このような「お車料」「お膳料」「心付け」は原則必要ありません。一律のお布施額にすべて含まれています。
ただ、葬儀会場からお墓へ移動する必要があるなどの場合で、儀式間の移動距離が長い場合は、別途交通費が必要な場合があります。
このように、「お坊さん・僧侶の出張手配・派遣・紹介サービス」では、従来あなたが、葬儀のお坊さんのことで困ったり悩んだり、理不尽に思ったりしていた問題がほとんど解消されています。気軽に利用しやすい環境が葬儀・葬式の世界にも整ってきつつあります。
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