ご供養じまいアドバイザーの藤井です。前回のご供養じまいビジネス開業・起業講座第12回目では、「ご供養じまいビジネスの現場作業」について解説しました。最終回の第13回目は、「ご供養じまいビジネスの将来性」について解説します。
【供養の状況例↓】
【見出し1】1、供養じまいビジネスのこれまでと現状
私が「ご供養じまいビジネス」をスタートさせてから現在14年目です。(2020年8月現在)
この間のご依頼件数は、関西・関東・中部合わせて合計で数千点を超えました。スタート当初はひと月に1件問い合わせがあるかないか、と言う状況だったことを思うと、ニーズの大きな変化を感じます。
また超高齢社会ニッポンの現状を、まさに目の当たりにする最近の現場での日々でもあります。
第1回目でも述べたように、ニッポンの少子高齢化と核家族化および宗教離れによって、残された仏壇・位牌などを引き取って面倒を見ることが、物理的・環境的・経済的にできない方が、どんどん増えてきているのが現状です。次のような事情の人が大半です。
・あとの面倒を見られない
・引き取っても置くスペースがない
・施設に持っていけない
・子供に迷惑を掛けられない
・檀家をやめたい
多くの人は、普段お坊さんとのお付き合いもなく檀家離れも進んでいるため、いざ仏壇が不要となっても、魂抜きなどの供養を頼めるところもない、とは言えそのままゴミとして出すわけにも行かない・・・。
仏壇や位牌のあとの面倒が見られずに、ご供養処分したいけどどうしたらいいかわからない人たちの需要は今後20~30年は増加していく傾向であることは確かであると感じています。
【ますます進む高齢化社会↓】
【見出し2】ご供養じまいビジネスの今後
超高齢社会が永遠につづくわけでもありませんので、あと20~30年くらいで人口構成はまた逆転していくことでしょう。日本の死亡者数のピークは約30年後に訪れるというデータも有ります。
少なくともそれまでの間は、ご供養じまいビジネス需要は増えることが想定できます。
そのような現状の中、このビジネスに新規参入したいという個人や会社が出てきました。私はまったくゼロの状態、つまり仏教とか宗教知識のない中でこのビジネスをスタートさせましたが、同じようにこのビジネスを開業したいということで、いろいろとご質問を受けます。
以下に、新規に開業または参入される方々へのアドバイスの意味も含め、ご供養じまいビジネスのメリットを7つ上げてみます。
上記のように比較的簡単にスタートできますが、逆に必ず必要になってくるものもあります。それは集客のスキルです。
「ご供養じまいビジネス」は、商品やサービスを積極的に売り込んでいくという昔ながらの営業スタイルで仕事をとれるわけではありません。
【売り込んでも仕事が取れるわけではない↓】
本講座の第9~11回目で説明したように、お客様から問い合わせ~ご依頼されるような仕組み作りや、そのための集客スキルが必要になってきます。こうした集客についての実例や詳細は、ご希望があれば「供養じまいビジネス・現場実務研修講座」でお伝えさせて頂いています。
しかしもっと大切なのはやはりマインドです。ビジネスの成功は、
「マインド8割、スキル・テクニック2割」
と言われています。
世の中の役に立ちたい、社会貢献したい、困っている人を助けたい、などの志が基本にあり、そのために(片手間ではなく)本気で取り組んでいくのだ、というマインドなくしては、いくらスキルやテクニックが優れていたとしても一時的にしかうまくいかないと思います。
また、ビジネスである限り一定のリスクはあります。そのリスクをとる覚悟がないとなかなかスタートは切れません。ビジネスに限らず何事においても一度きりの人生ですから、後悔のない決断と行動をしていきたいものです。
以上、「ご供養じまいビジネス開業・起業講座」を終了します。ありがとうございました。
【参考】
▶商標登録が完了しているもの
「供養じまい」「供養じまいリセット」「納骨仕舞い」「位牌じまいリセット」
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