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経本の処分の仕方:仏壇処分をする際、経本はどうすればよいか?

面倒を見られなくなった仏壇を処分する際に、仏壇の中にある経本はどのように処理すればよいか? という質問をよく受けます。仏壇の供養処分と同時に経本も処分する人が現実には多いからです。

【経本の例】

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そうした場合、経本は一般的な書籍として扱ってもよいのか悩むところです。あるいは、魂の拠り所としての、位牌や遺影などのようなものとして扱ったほうがよいのではないか?と考える人もいます。

ただ、決まりきったルールというものはありません。寺院やお坊さんによって、また宗派によっても考え方が少しずつ変わります。さらにあなた自身が経本をどのように考えるかでも、取り扱い方が変わるはずです。

そこで今回は、経本を処分するにあたっての基本的な考え方について説明をします。最終的には、あなたがどのような考え方を選択するのかによって、経本の最終処分の仕方を決めてください。

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経本とは?

そもそも経本とは何か?

お坊さんがお経をあげる時に、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」とか「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と唱えています。経本とはひらたくいえば、あのお経の内容が書かれている本です。

また、お経とはお釈迦さまの教え、すなわち仏教の教えのことです。お釈迦さまの教えが、その弟子たちによって口伝により伝えられ、まとめられたものがお経であり、それが文字としてまとめられたものが経本です。

【経本には仏教の教えが書かれている】

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仏教発祥の地であるインドから中国を経て日本に伝わり、その間お経の種類も数え切れないくらいたくさん増えました。その中でももっとも私たちに馴染みのあるものが、「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」になります。

これらのお経の内容は宗派ごとに違っており、この違いが各宗派の教えや考え方の違いになります。「南無阿弥陀仏」にも「南無妙法蓮華経」にもそれぞれ意味があるのです。このお経を唱え、その教えに従うことにより、お釈迦さまのように悟りを開けるようになることが目的です。

すなわち、誤解をおそれずに言うならば、経本とは「悟りを開くための教科書」や「悟りを開くためのノウハウ本」といった類のものになります。

経本の位置づけ

このように経本は「悟りを開くための教科書」なので、その捉え方や取り扱い方は人によって違います。学校の教科書でも、とても大切に扱う人もいれば、教科書より市販の参考書を重視する人もいます。

同様の例として、写真や遺影などがあります。もしあなたが、大切な人の写真や想い出の写真を誰かに踏みつけられたらイヤだと思います。写真は物理的にはただの紙切れであり、単なるモノであるにも関わらず、そこに大切な人の面影や想い出などを投影してしまうからです。

【写真は想い出の投影】

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経本にも同じようなことが言えます。わたしたち一般人は、経本に対しそれほど重要感は感じないかもしれません。しかし、お坊さんや仏教に信心深い人にとってみれば違います。特にお坊さんは経本をとても大切に扱います。もし誰かが経本をそのままゴミでポイッと捨てるような行為を見たら、内心穏やかではありません。

経本には、お釈迦さま以来の数多くの先人の智慧が集結された悟りの世界があるからです。お坊さんや仏教を深く信じる人にとって、経本は単なる本ではなく「聖典」のようなものと言えます。

経本の処分方法

経本の主な処分理由

経本は普段、仏壇の引き出しなどにしまってあるか、経机の上において供養の際にいつでも手に取れるようにしてある場合が多いです。一般的には、経本だけが不要になって単独で処分する場合はあまりないと思います。

ほとんどの場合、仏壇や位牌の面倒が見られなくなったり、継承できなくなったりして手放さざるを得なくなった際に、同時に経本も処分するパターンです。

経本処分の仕方

経本の処分の仕方には以下の3通りの方法があります。

1、お坊さんに引き取ってもらう
2、自分で廃棄処分する
3、供養後にお焚きあげする

ひとつずつ見ていきましょう。

  1、お坊さんに引き取ってもらう

あなたが檀家さんであれば、旦那寺のお坊さんに引き取ってもらいましょう。どうしていいかよくわからないものは、お坊さんに相談して、とりあえず持って返ってもらえれば安心です。年忌法要や月参りなどの際にお坊さんにお願いすればよいでしょう。

【お坊さんに引き取ってもらう】

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お坊さんに預けた経本はほとんどの場合、ご供養後にお焚きあげなどをしてもらえるはずです。不安な場合は、どのようにするのかをお坊さんに訪ねてもよいでしょう。ただ、こうした際にはお坊さんに最低限のお布施が必要になります。

あなたが檀家さんでない場合は、以下のどちらかの方法をとります。

  2、自分で廃棄処分する

経本に対し重要感を持たない人や意味を感じない人は、一般の仏具として、自分で廃棄処分してもよいでしょう。両親や親族は仏教徒だけれども自分は無宗教である場合や、他人の仏壇を処分する際、宗教的なことにはこだわりがない場合などです。

自治体のゴミ回収に出すか、自分で焼却するかなどして廃棄処分します。なお、自治体のゴミ回収に出す場合は、回収する作業員の信心の問題もあることから、経本とはわからないように目隠しをしたり、何かで包んだりという配慮が必要です。

【ゴミ回収】

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  3、供養後にお焚きあげする

1と2をミックスした方法です。もっとも後悔のないきちんとした供養処分方法です。

お坊さんに依頼して、経本の魂・お性根抜きなどの供養をしてもらった後、自分でお焚きあげをする方法です。お坊さんとお付き合いのない人は、「お坊さん手配・紹介サイト」などで探すことができます。またお焚きあげは、近所のお寺などで定期的に行なっているところがありますので、持ち込んで焼却をすればよいでしょう。

【お坊さんによる供養状況】

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【お焚きあげの様子】

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「お坊さん手配・紹介サイト」でお坊さんに来ていただいた場合の費用(お布施)相場は、35,000~45,000円程度です。経本供養のためだけにお坊さんに来てもらうよりも、他の法要も兼ねて依頼するのがよいでしょう。

また、「ご供養仕舞い専門業者」に依頼して経本を送付すると、魂・お性根抜き供養からお焚きあげ処分まで一式を行なってもらえます。費用相場は1点(1式)5,000円~10,000円程度です。

【経本を送付して供養依頼】

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以上、「経本の処分の仕方:仏壇処分をする際、経本はどうすればよいか?」について解説しました。最終的には、両親や親族、そしてあなたが経本に対しどのような思いを持っているかによって、後悔のないよう処分方法を選択判断してください。

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